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新春公開映画 [映画・TV]

「「きつねと私の12か月」」

2009.1.10(土)公開の映画です。
アルプスを舞台に、少女ときつねの出会いと別れを描いた作品です。
監督は、「皇帝ペンギン」でアカデミー賞長編ドキュメンタリー賞に輝いたリュック・ジャケ。

アルプスの山々で撮影した映像は、とても美しいです。
そして、自然はとても美しいけれど、その反面、とても厳しい。
だからこそ、そこで生きている動物たちはとても力強い。

きっと太古の人間も動物たちと同様に自然の一部だったのでしょう。
そして、現代に生きる私達の中にも、どこかに記憶のかけらが残っている・・・

少女が、きつねに「恋」したのは、その「記憶のかけら」の導きがあったからだと思います。
そして、その「恋」はアルプスの四季になぞられています。

秋、黄金色に輝く森で少女はきつねに出会い、
冬、深い雪の中少女はきつねの姿を追い求め、
春、新緑の中で少女はきつねとの距離を縮めていった・・・

しかし、少女はそんな淡い恋心の一方で、きつねが「野生」の動物であるという現実に気づきます。
『大好きだからさようなら・・・』
決して、飼い慣らすことは、自分の「モノ」にすることは出来ない。
つらく、せつない現実だけどそこから目をそらしてはいけない。

それはまた、リュック・ジャケ監督の「野生」に対する思いではないでしょうか。
自然に対する敬意といっても良いかも知れません。

環境破壊や地球温暖化が叫ばれている今、人間と自然との関わりを考えさせてくれる、そんな映画だと思います。

ご興味をお持ちの方、もっと詳しく知りたいという方は、「きつねと私の12か月」のサイトをチェックして下さい。

前売り鑑賞券 1,300円で発売中!
数々の美しいシーンを使った素敵な特製卓上カレンダー付です。
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